お客様の声

木林 久嚴 様・百合 様

会場:
鎌倉ウエディング
萬屋本店

「みんなで鎌倉を楽しむ!」と「おもてなし」がテーマでした。

ご結婚おめでとうございます!
はじめに、お二人のウェディングのテーマやキーワード、お花やコーディネートでこだわったところを教えてください。

「みんなで鎌倉を楽しむ!」と「おもてなし」がテーマでした。
私たちが考える鎌倉らしさは、古き良きものと新しいものとがうまく調和したイメージ。
そして披露宴会場は、大正時代の建物を素敵にリノベーションした木造建築で、鎌倉の街並みに溶け込んだ温かい空間でした。
アットホームな時間を過ごしたいけれど、ゲストが喜ぶおもてなしをしたいと考えていた為、素敵なお花でお迎えすることはこだわりたい部分でした。
ただ豪華に飾るのではなく、レトロで温かみのある会場の雰囲気を壊さず、より素敵でオシャレに見えるようにと考えました。そこで、会場のコーディネートとして、ゲストをお出迎えする建物の入り口と待合室には初秋を感じる季節のお花をメインに。披露宴会場はピンクや白といったポップな華やかさではなく、アンティーク調の色味と艶やかさを感じられる結婚式にはめずらしい色合いの装花をお願いしました。
入口の暖簾をくぐった瞬間に非日常な雰囲気を感じてもらう事がねらいでした。

当日のお花の装飾やブーケなど、ウェディングのお花の印象はいかがでしたか?

想像以上の素敵さでものすごくテンションがあがりました!
入場で扉が開いた瞬間、目に飛び込んできた披露宴会場の装花が忘れられません。
アンティークなお花の色味は、会場をより素敵に見せてくれていて、会場・衣装・ブーケとの統一感もありました。
大人な雰囲気のブーケも大変気に入ったので、急遽、当日に押し花ブーケをお願させていただきました。この会場だからこそ出来た個性的な色合いの装花は、ゲストからも大変好評でした。
お花の写真もたくさん撮ってくれていたようです。どこを写真に撮っても素敵だったと喜んでもらえました。ゲスト用の持ち帰りブーケも奪い合いくらい人気でした(笑)
「足を踏み入れた瞬間に、二人の世界に引き込まれた!」「こんな素敵なお花見た事がない」と嬉しい言葉をいただき、時間をかけて二人で考えた甲斐もありましたし、何度も打ち合わせをしていただいて本当に感謝しています。

これからウェディングをお考えの方々へぜひアドバイスをお願いいたします。

イメージをしっかりと固めていくこと。
自分の意見ばかりでなく、プロのアドバイスをしっかりと聞くこと。
男性はお花にあまり興味がなく女性任せになりがちかもしれませんが、二人でしっかりとイメージの共有を行うことが大事かと思います。
ゲストをおもてなしするためにも、素敵なお花でお出迎えすることは大切ですし、会場装花で結婚式の雰囲気がガラリと変わり、2人の個性も出る部分なので とても重要だと思いました。

Hanahiroスタッフの対応はいかがでしたか?

とても細かくうるさかった私たちに対し、何度も打ち合わせを楽しそうにしてくださり、本当にありがとうございました。
いつも親身なご対応に、大変感謝しております。担当していただき嬉しく思っています。
おかげさまで、心に残る素敵で貴重な時間を過ごすことができました。これから届く押し花ブーケも楽しみです。
やはりプロのセンスはすごい!!!

フラワーコーディネーターから一言

久嚴さん、百合さんと初めてお会いしたのは猛暑の中でのウェディングフェア。
たくさんのお客様をお迎えしたフェアのお客様の中でも、このおふたりのウェディングへのこだわり・熱意とセンスの良さが印象的でした。
季節感、鎌倉らしさ、萬屋本店の建物との調和、レトロ、アンティーク、といったキーワードを踏まえておふたりとは何度もお話しを重ねて、イメージを見せ合いながらのお打合せは、自分のプロとしての引き出しを試されているようでとても面白くて、そのお打合せはいつも笑顔の絶えない楽しい時間を過ごさせていただきました。

装飾に関して、全て自分に任せてくださり、色合いでいうとひと言で何色とは説明がつかないこのご両家だけの“特別な秋色”を創りました。 お花をご用意する上で、エントランスには紅葉の枝物と柿などで装飾を、ゲストの皆様がくつろぐお控室や受付、お化粧室に至るまで所々秋の草花で彩りをいたしました。
会場装花は、ベージュ~ボルドーのグラデーションの中に、お着物のブルー系をほんのりのせた色とりどりでもまとまっている秋色で。
ブーケは大人っぽいボルドーのグラデーションでシンプルに創りました。

そしてこの紅葉の枝物や花物を手配するにあたり、9月の日照不足と長雨の影響で 紅葉の枝物の入手がかなり困難と言われていました。直前まで仲卸さんと相談をしながら、当日は私たちの期待以上の素晴らしい枝ぶり・美しい色付きの枝を活けることが出来ました。
色々な生産者を掛け合ってくださり、様々な種類の枝物を仕入れてくれた中から選ばせてくれた仲卸さんや、天候や足元が良くない中で深い山に入って素晴らしい枝物を切って下さった生産者の方々にも本当にお礼をお伝えしたいです。

たくさんのウェディングのお客様をお迎えしているHanahiroのフローリストのひとりとして改めて思うことは、一組一組のお客様へ自分が持っている引き出しを全て開けた上でご提案をしていくこと、そしてその引き出しを常に更新して増やしていくことを忘れずにいたいと思いました。
久嚴さん、百合さん改めておめでとうございます!これからもおふたりのフローリストとしてどうぞよろしくお願いいたします。

鎌倉ウェディング:鈴木 陽子